甲佐町の仮設住宅と液状化宅地(九州ブロック会議)

益城町の視察後は、熊本県南部の甲佐町の仮設住宅で行なわれている「なんでも相談会」の状況の視察と、支援の中心となられている町議さんの報告を伺いました。

 

その後被害の大きかった、地盤の液状化した地区の住宅を見学するなどを行ないました。

 

甲佐町の仮設住宅と相談会の状況

仮設住宅は、商店や病院から遠い、小高い企業のグラウンドに立地して居り、主産業は農業なので、車がないとかなか難しい。1時間に1本のバスしかなく、足の確保が問題になっています。建物はプレハブですが、外壁はウレタンをサンドイッチしたパネルにさらに断熱をする。床壁天井ともに100㎜のグラスウールとの職人さんの話。南側の居室の窓は室内に樹脂サッシを設置し、温熱的には東北の反省を踏まえて、グレードアップしています。町の説明をしていただいた町議さんが液状化の被害がある住宅地を案内いただきました。周囲は田んぼに囲まれ、明らかに田んぼを埋めて造った住宅地。地盤が悪いのも明白です。地盤調査については、行われたのでしょうか。地盤調査無く、杭の検討もなかったのではないかと危惧しました。

 

(福岡支部:渋田)

 

相談会の状況

仮設住宅の状況

工事中のプレハブ仮設住宅

液状化した住宅地の状況