宇城、西原の木造仮設住宅の状況(九州ブロック会議)

ちょうどタイミング良く、竣工検査の当日であった宇城市不知火町に完成した木造仮設住宅を見学することが出来ました。

 

その後、6月13日に県内で最も早く完成した西原村小森の木造仮設住宅も視察しました。プレハブ住宅も混在する大規模な仮設住宅地でした。

応急木造仮設住宅について

「応急木造仮設住宅を見学して」 

小川町からの帰りに宇城市の木造仮設住宅を見学した。立地的にも便利な場所に建設された4棟14戸の仮設住宅であるが、基礎はコンクリートのべた基礎仕様、屋根の軒を長く出し、別途庇はなく、丁度竣工検査の日であったので、内部見学も許された。熊本の県産材を使用し、2重サッシで、床下収納庫や天井収納庫までも設置され入居希望者が殺到するであろう仮設住宅であった。

また帰り際に仮設住宅で一番早くできた西原村の216戸の仮設住宅団地を見学した。従来型の仮設住宅に木造仮設住宅を交え、大型仮設住宅団地で、農地を埋め立て、便利な立地の場所に建設された仮設であったが、入居者からの木造仮設住宅は身障者を優先にされた応募であったが、常時車いすを使用する入居者には配慮のないプランであるコメントがあった。当件は難しい問題であるが、なお、改善考慮しなければならないことが提示された。仮設住戸への入居期限2年の問題も含め。

(福岡支部 古川博)

宇城市の木造仮設住宅

西原村の木造仮設住宅とプレハブ仮設住宅