一回目のボランティアはたくさんの方に応募いただきましたが、
現地の受け入れ体制が40人までぐらいというこで、お断りせざるをえませんでした。ありがとうございました。すみませんでした。
23日、24日の現地での支援活動の報告です。
入れ替わりはありましたが、両日共に46名作業グループと、炊き出し5名の女性グループの体制でした。
両日とも雨の中の作業で、屋根の勾配がきつい中、
土居葺き(杉皮と土の上に桟瓦葺き)ですので、
瓦桟はなく、濡れた土で、足元が不安定の中の作業、
余震も心配した中での作業でした。
普通の日常の仕事であれば、作業中止にする状態ですが、緊急性の中、みなさんに頑張っていただきました。
感謝あるのみです。
おかげさまで、みなさまの頑張りが周辺に変化をもたらしました。
復旧への見通しがつくのとともに、無私な働きに感謝の意が表されました。
瑞鷹酒造の副社長が夕食に見えられ、涙を流し感謝の言葉を語られ、頑張る決意を表されました。
当初の混乱の中、瑞鷹の建物を壊し、新しくすると言われていた方がです。
常務もこの建物群の修復も外観はひどい被害に見えるが、内部の損傷はほとんどないので、
建て替えより修復のほうが費用がかからないし、色々な意味で費用対効果が高い旨の説明の中で、
検討するとのことです。
他にも社長夫人や娘さんも安心された様子でした。
ボランティアで、屋根瓦を落とし、雨対策をする物理的な事ですが、
被災者の心のケアにもつながる事を実感した二日間でした。
ボランティアで来てくれた瓦職人、左官、大工、設計者の活躍は感動的で、
涙腺が弱ったのかなとの思いでした。
怪我がなく本当に良かったです。
早速の朗報ですが、店の整理、片づけをしたラーメン屋さんが、店内での営業をはじめました。
瑞鷹も26日より蔵を稼働するようです。
そして古川保氏も口数は復活し、元気になりました。
人が集まる事で、お互いを元気にします。
ありがとうございました。
現地では、電気、水は復旧してますが、水道の圧が弱く、ボイラーが稼働せず、入浴ができず、
これが困ったことになっています。
一回目の行動でやり残した事の為に、第二回目を計画します。
主に瑞鷹の主屋と付属する蔵の屋根瓦の撤去と壁の補修。
古川事務所の壁の補修と耐震への処置(検討課題です)。
近隣の家屋の補修等です。
クレーンの手配をしました。
クレーン屋さんも全国からの応援の姿をみて、「僕だけお金をもらうわけいかんな」と言っていました。
クレーン屋さんに甘えます。
きつい仕事ですが、宜しくお願い致します。
建築工房悠山想 宮本繁雄