熊本市内の報告2(鹿瀬島)

あくまでも個人的で「熊本市内中心部」の状況ですが

昨日の21日の状況を少しだけでもです。

震源の益城や阿蘇の状況は見えておらず、そちらがまだ心配ではありますが‥。

■交通状況

今日は雨だったせいなのでしょうか、10時に出ましたが2時間弱と、下手したらいつもより早く熊本市内に着きました。

19時の帰りも3号線の植木IC前の少しの渋滞はありましたが比較的スムーズ。市内までの交通状況は少し改善したのでしょうか?

 

■市内の状況

下通などの繁華街は音楽もながれ、飲食店などの営業は断水のため厳しいですが店舗などは普段どおりの所もあり。

市役所の一階は一部が避難所とはなっていましたが、一般の部署は日常を取り戻していました。余震のためか家に戻れない方々が多い様です。

 

■建物の状況1

ちょうど下通の近くにいたら、知り合いの飲食ビルから、建物の安全性と営業再開のリスクの相談の電話。一緒に行った設計者とまずは目視のみの状況確認でしたが、見た範囲では壁面にヒビ一つも外壁タイルの剥離も見られません。S55年の旧耐震のビルですので、改めて正式な診断をしたが良いと伝えましたが見る限りは被害はない?窓も無いRCの壁の多さが有利に働いたのか?

 

■建物の状況3(下記写真1.2枚目)

熊本城近くの京町のマンション1階の崩壊現場ですが、周囲の写真を見てもわかる様にここ以外の建物の被害はあまり大きくありません。もちろん外壁の剥離や落下等やブロック塀の倒れ等は一部には見られますが、全体ではありません。右隣りに横に、お寺が瓦も落ちず建っています。

 

■建物の状況3(下記写真3枚目)

旧大洋デパートビルの再開発ビルの現場は、絶賛稼働中!

地下のハツリ工事やクレーンの荷揚げもあっていましたが、余震が続く中で凄いなあと。工期も厳しいのか?

 

■断水の状況

中央区新町の病院では、未だ断水が続く為に外来の診療再開は困難な状況。

日常給水量が最低でも10トンは必要ですが、給水車による市水の配給が2.5トンでは再開はまだ不可と判断。市水もちょろちょろと…。透析用は自衛隊による井水の供給で、受水槽の切替も終了しひとまず再開できて一安心。
電気の回復は早かったですが、水が来ないと全てがアウトです。

今回は高架水槽の被害も多くみられますが、その場合は断水が解決しても水は使用できない。かなり問題です。

 

■熊本城の被害

初めて大神宮の上の石垣崩落の現場を見て衝撃でした。でも全ての石垣やお城が壊れている訳では無い。一口城主としては再建を願ってさらなる寄付を!

 

日本財団にはかないませんが。(^_^)