新建福岡支部 2012年度 活動方針

先日4月7日に行われました新建福岡支部の2012年度総会にて、福岡支部の2012年の活動方針が決定しました。

早速4月の幹事会から、新建憲章や議案書の読み合わせ等の勉強会を行っています。

 

新建築家技術者集団 福岡支部 2012 年度総会

   <2012 年活動方針>               2012410日 (文責:片井)

 

I. 2011 年の活動を振り返って

 

2010 年秋の第 28 回全国研究集会 in 福岡を契機に、よみがえった新建福岡の活動は 2011年も順調に続いてきました。研究集会の準備期間中から続いてきた毎月の幹事会は軌道に 乗りました。1 月末の新年会を兼ねた総会をはじめ、例会では講演やワークショップ・見学 会と、多彩な催しが出来ました。2 月には研究集会の慰安旅行として唐津・玄海を訪れまし た。玄海では九州電力玄海原子力発電所を見学しました。この見学から 1 ヶ月も経たない うちに東日本大震災と福島原発事故が発生し、原発事故のスケールがイメージでき、原発 を考える契機となりました。

7 月には新建学校として三沢浩氏による「レーモンドの失われた建築」講演会と翌日の赤 坂けやき通り界隈の街めぐりを行い、多くの会員外の方による参加を得ました。

数年ぶりに再開した支部機関誌は、定例の発行を目指し第 3 号まで発行しました。しか し、編集担当者に負担が集中し第 4 号の発行時期は未定です。

2012 年に入っては、2 月に新建学校、黒崎羊二氏と山本厚生氏による講演会「暮らしを 支える住まい・まちづくり」を開催し、1 年間に 2 回もの新建学校を実現することができま した。

この講演会は、支部発足 40 周年記念パーティも合わせ 40 周年記念行事として行いまし た。この 40 周年記念行事では、久しぶりに建築学会九州支部、福岡県建築士会、建築家協 会九州支部、福岡県建築士事務所協会に招待状を出しました。都合がつかずに欠席された 団体もありますが、建築学会九州支部長には講演会からご参加いただきパーティでは祝辞 もいただきました。今後、他団体との連携を視野に入れる事が出来ました。

2010 年に続き新建福岡の活動は活発に行われました。新建全国の会議でも、新建福岡の 動きは称賛されています。メーリングリストの活発さなどは、他の支部も見習うために公 開して欲しいとの要望も来ています。

 

II. 2012 年の活動に向けて

 

1. 幹事会を充実させよう

 

1)新建運動の深化のために

 

40 周年記念パーティでのスピーチ(会員外の方による新建の運動に対する評価)を巡 って様々な意見が出されています。この問題は、新建の運動についての論議のきっかけ となると思います。新建の運動とは何か?私達は何を求めているのか?など、大いに議 論していきたいものです。

27 回大会で採択された特別決議は「建築とまちづくり運動の社会化を進め、力強く 前進させよう」でした。324 日~25 日に行われた全国幹事会では各支部の取組につい

1て討議されました。支部でも討議していきます。 また、新建運動の歴史や理論についての討議や、そして全国大会で採択された議案書

の検討等も行っていきます。

 

2)規約の改正

 

40 周年記念事業のための資料整理の中で支部発足当初の規約が見つかりました。現在

には適用できない部分もありますが、新建福岡の現状に見合った規約の見直しを行い、 来年の総会で変更することを目指します。

 

3)様々な問題への対応について

 

会員は介護や原発や貧困など生活を脅かす問題、震災関連、ゴミ問題、マンション建

設問題、また保存運動や地域の再開発問題などについて様々な問題に取り組んでいます が、新建福岡として組織的な活動は行っていません。これらの課題の中には組織的に取 り組むべき課題も多いと思います。こんご、取組み方も含め考えていきます。

昨年、会員有志が取り組んでいる九大六本松再開発問題で、署名を求められましたが 幹事会での承認を得る前に「新建福岡」の名称を使用することに疑問が出ました。会員 が新建福岡の名称を使用する場合についても、改めて検討していきます。

 

4)他団体との連携

 

40 周年記念事業で建築学会や建築士会、建築家協会などと交流のきっかけを作ること

ができました。今後も交流が持続できるように働きかけていきます。 また、日本民家再生協会やデザインリーグなど会員が活動している団体とも今まで以

上に交流を拡大していきます。 具体的には新建学校や例会の案内を各団体にも出します。他団体との意見交換や会員

以外の方による講演会も企画していきます。 建設政策研究所の福岡支部の結成が検討されています。私たちの建築運動を政策的に

実現していくためのバックアップとなる機関と思います。新建福岡にも協力要請が来て います。どのような役割が担えるのか検討していきます。

 

5)財政について

 

現時点では財政について大きな問題はありません。これは 2009 年に行った木構造講

座による貯金が大きかったためです。それで、新建学校や全国企画への派遣に財政補助 を行うことが出来ました。しかし、永遠には続きません。少しでも財政的にプラスとな るような企画等の検討は必要です。

 

6)幹事会のあり方の提案

 

上記の取組を行うために、幹事会を以下のように提案しています。

 

・幹事会は毎月第 3 火曜日の 1830 分より行う。

・1830分から1時間、建まち誌や新建メンバーによる著作の読み合わせを行う。

・会議は1930分から21時までとする。

 ・会議は、新建福岡の活動に必要なこと、例会の準備、事務連絡など。

・幹事会の運営は月代わりの担当者と事務局とし、資料等準備を行う。

・会議の司会及び記録、議事録の作成はその月の担当者が行う。

 

2. 例会

 

ほぼ定着化してきた例会ですが、毎月行うのはかなり無理があります。例会は 2 月~3

月に 1 回の開催とし、開催月は全国の行事等も含め検討します。別紙参照。 内容は、見学会、ワークショップ、討論会、ミニ講演会、勉強会など何でもありとし たいと思います。例会の担当者振り分けは、提案が行われています。具体的な内容は幹事会で決定します。

 

  内容については現在までに、下記のような案が出ています。

・会員の仕事紹介 (幹事会の際に各担当者が自分の仕事紹介を行う案も)

・グーグルスケッチアップはこんなこともできる! 5 月例会

・ フェイスブックを使おう 同上

・建築をめぐる討論会

・原発を巡っての講演会

・エネルギーを考える(上記と同時?)

 

3. 機関紙 

 

  機関誌の発行には相当なエネルギーが必要であり、担当者の作業が過大となりがちな ため、作業の分担を検討する必要があります。

・編集担当者を複数とする。担当者を輪番にすることも検討する。

原稿は例会や幹事会の担当者を中心に集める。

機関誌の発行は年4回程度の発行として、不定期で発行する。

内容は、例会の案内や報告を中心に作成する。

紙媒体ではなく、ホームページ・メーリングリストでの公開とする。

 

4. 新建福岡40年の記録作成

 

40 周年記念事業の準備で過去の記録を発掘しました。個人で保存されていた資料を探

していただきました。今後、1020 年と続いていく新建活動のためにも、過去の記録 を新建福岡として保存することを行います。この作業は 3 人程度の委員で行っていただ きます。

 

5. 新建学校

 

20117 月と 20122 月に新建学校を開催することができました。新建学校は参加

者の半数以上が会員以外であり、新建の存在を知ってもらうには良い方法です。 来年の開催に向けた準備を行っていきます。開催に当たっては準備が大変であり、特に広報等に工夫が必要と思われます。また、財政的に無理をしない工夫が必要です。

 

6. 建築とまちづくり展

 

支部発足当初は行われていたようですが、数十年間中断しています。全国では千葉や

東京のように連続して開催されている支部もあるようです。 私達、会員の実践の発表の場であり、広くアピールするためには良い企画と思います。

ただし実際に開催するとなれば、準備には膨大な作業が必要であり、困難が予想されま す。新建学校の開催時に展示を行うなど、合わせて開催することも検討課題です。

また、ホームページ上で行うことも検討していきたいと思います。

 

7. 全国の活動への参加

 

夏の建まちセミナーや秋の全国研究集会といった全国の活動へは、組織的な派遣を今

後も続け、旅費の援助も行い参加を促していきます。3 名以上の参加を目指します。

 

8. 福岡バウハウス 21Cについて

 

東京支部丸谷博男氏よりバウハウス 21C の創設が提案されています。「 100 年前に新時代 20 世紀に向かってその活動を始めたドイツ・バウハウス。そのものづくりの原点 に共感し、福岡から発信する建築関係団体のネットワーク創造活動が『福岡バウハウス 21C』です。」

福岡県建設業協同組合や他の建築関係団体など地域の技術力向上のための連携活動と いうことです。新建福岡にも呼び掛けがあり、312 日の福岡県建設業協同組合の「力 のある家づくり大会」で、新建福岡の存在をアピールしてきました。

また、福岡県建設業協同組合の展示会時に参加するなど、新建福岡として組織的な取 り組みを検討していきます。

 

 

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新建福岡 2012年 活動方針
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